つじもと動物病院

診療料金(自由診療について)

獣医師の診療料金は、独占禁止法により、獣医師団体(獣医師会等)が基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることが禁じられています。つまり、現行法のもとでは獣医師は各自が料金を設定し、競争できる体制を維持しなければならないことになっております。したがって動物病院によって料金に格差があるのはやむを得ないのです。どうかご理解ください。(社団法人日本獣医師会「小動物診療料金の実態調査」より)

■自由診療について
動物医療においては、人間のような健康保険制度がありません。そこで「自由診療」料金制を取り入れ、診察料金の設定は各診療施設(動物病院)がそれぞれ定めることになっております。当院でも飼い主のみなさまが十分に納得できるよう、診療費の内容を明らかにするなど、透明性と客観性を目指しております。
これは、受診動物の病状が個々に異なることが要因の一つでもあります。画一的な料金表を作成できないこのような背景をどうぞご理解くださるようお願い申し上げます。

■インフォームド・コンセントについて
適正な医療サービスを提供するにあたって、獣医師と飼い主のみなさまとのコミュニケーションを深めております。診療に際して受診動物の病状や病態、検査や治療の方針・選択肢、病後の経過、そしてもちろん診察料金などについて、飼い主のみなさまに対して十分に説明を行なった上で、みなさまの同意を得ながら治療などを行います。
※当院は動物医療保険会社との契約に基づき保険の適用が可能です。

当院の診察料金は良質な獣医療を反映したものとなっております。お見積りはもちろん、ここのケースでの料金の問合せにも応じておりますので、必要な時はどうぞご遠慮なくお申し出ください。私どもはこのようなお問合せにより、飼い主さんが不利益を被る事がないよう常日頃こころがけております。

なお、獣医療は基本的に自由診療であり以上、病院により診療費に違いが生じます。ただ、病院によって治療費に差があることにはそれなりの理由があります。もちろん治療費の差がそのまま医療技術のレベルに比例するというわけではありませんが、一般的ににいえば、治療費に差が生じる大きな要因は診断・技術レベルの違いでしょう。

ただし、悩ましいのは高い治療費を請求する病院が、必ずしも高レベルの医療を実践しているとは限らない点です。一方、これとは逆に治療費の割安な病院は、高度な医療を日常的に行なっていることはまずありません。医療技術の進歩した現在、治療方針の決定に影響を与えるような質の高い生体情報を得るためには、どうしてもコストがかかってしまいすから。